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トップページ > 楽器をはじめよう:ホルン

さあ!ホルンを始めよう!

目次

  1. ホルンの歴史を学びましょう
  2. ホルンの種類を学びましょう
  3. ホルンのメーカーを学びましょう
  4. おすすめのホルン
  1. マウスピースを学びましょう
  2. さあ、始めてみましょう!
  3. よくある御質問
 

ホルンの歴史を学びましょう

ナチュラルホルン

 元々は動物の角を吹き鳴らして狩をしていたのがホルンという楽器の起源だといわれています。これは16世紀から17世紀ごろのフランスでのお話のため、現在でもフレンチホルンと呼ばれ続けているのでしょう。

 では、なぜ音の出るベル(朝顔)の部分が後ろを向いているのでしょうか?

それは馬にまたがって狩をするときに、先頭の人が獲物を見つけたことを後からついてくる仲間達に知らせるため、また馬上で肩に担いで運搬するためにこのような形になったようです。現在オーケストラや吹奏楽で使われているホルンもその面影を色濃く残しています。

B♭シングルホルン 18世紀に入ると小さく複数巻にされ、ベル(朝顔)の広がりが大きくなり、さらに替え管により1台の楽器で複数の調性が吹き分けられるようなりオーケストラでの出番も多くなりました。 18世紀半ば、ドレスデンのA.J.ハンペルがベルの中に手を入れて柔らかな音色を出し、さらにそれを塞いだりして自然倍音の間を埋めて半音階が吹き分けられるようになりました(ハンドストップ奏法)。それまでトランペットのようだった浅いマウスピースもより深く変わっていきました。このハンドストップ奏法により独奏楽器として多くの協奏曲や独奏曲が作曲されるようになったのです。

 18世紀末ごろから全ての音を開放音で演奏できるようヴァルブシステムの開発が進み、1832年ウィーンのJ.リドォルがロータリーヴァルブを搭載したホルンが開発しました。これがシングルホルンの原型です。しかしホルンは他の金管楽器と違い、独特の演奏技術によりヴァルブシステムを用いなくても音階を吹き分けられたためや音色の違いにより、ヴァルブシステムが考案されてからも実際にホルンに搭載され、多くの作曲家に使用されるようになるまでには時間がかかったようです。
R.シューマンがヴァルブホルンの表現力を積極的に採用し、J.ブラームスが昔ながらの音色のナチュラルホルンを採用し続けたなど、当時作曲家の間でもその評価はまちまちだったようです。

セミダブルホルン(F/B♭) ダブルホルンは1899年にドイツのH.クルスペによって開発されました(セミダブル)。F調性とB♭調性の長所を一つの楽器にしたこのタイプは、その構成部品の多さや、より太くなったボア径・ベル形状などから、より重厚な音色と大編成のオーケストラの中でも埋もれない音量を得られます。現在のスタンダードなホルンといえばダブルホルンといっても過言ではないでしょう。

 それでは、ホルンはどのような音色を聴かせてくれるのでしょうか?
有名な曲を少し聴いてみましょう。

・モーツアルト作曲 ホルン協奏曲 第1番
・リヒャルト・シュトラウス作曲 ホルン協奏曲 第1番
・ブラームス作曲 交響曲第1番 第4楽章
・マーラー作曲 交響曲第3番 第1楽章

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ホルンの種類を学びましょう。

ナチュラルホルン

ナチュラルホルン ヴァルブのないシンプルな形で、替管を使って管の長さを替えて調子を替えるホルンです。

Fシングルホルン

Fシングルホルン ホルン伝統のF調性のこの楽器は、ホルン本来のふくよかな音色で、ホルンの基礎を学ぶには最適な楽器です。実際に多くのプロ奏者がトレーニング用に使用しているようです。
広く普及されているロータリーヴァルブの他に、スライド式のヴァルブを組み込んだ"ウィンナホルン"もあります。このタイプはナチュラルホルンのボア・ベルサイズのものにヴァルブを組み込んでおり、より昔ながらのホルンらしい音色なのですが、機能的に劣る面があり全ての演奏レパートリーを吹きこなすのが困難なため、現在ではウィーンのオーケストラで使用される程度で世界的には普及しておりません。

B♭シングルホルン

B♭シングルホルン F調性より4度高いB♭調性のこの楽器は、F管では不利な高音域での確実性・明るく輝かしい音色を得るのに容易な楽器です。その音色はソロプレイなどに向いています。

ディスカントホルン《ハイFシングル》

ディスカントホルン《ハイFシングル》 F調性より1オクターブ高いこの楽器は、バッハなどのバロック時代の演奏には欠かせない楽器です。しかし通常のFホルンをしっかり習得していなければ吹きこなすことは不可能です。

フルダブルホルン(F/B♭)

フルダブルホルン(F/B♭) 20世紀に入り研究・開発が進み、世界のスタンダードとなったフルダブルホルンは、自然でふくよかな音色のF管と高音域での確実性が有るB♭管を1台で使い分けられます。

セミダブルホルン(F/B♭)

セミダブルホルン(F/B♭) 主にB♭管を使用し補助的にF管を使う、このタイプはフルダブルより軽い利点があります。しかしその構造上、高い工作精度が要求され廉価なモデルには採用されず広くは普及しておりません。

トリプルホルン

トリプルホルン 1970年頃に広い音域の演奏を比較的容易にするため、3種類のホルン(F/B♭/ハイF)を組み合わせたトリプルホルンが製作され始め、多くのオーケストラで使用されています。フルダブルよりさらに構成部品が多く、重い重量のため、吹きこなすのは容易ではありません。

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ホルンメーカーを学びましょう。

ここでは代表的なホルンメーカーをご紹介します。どのメーカーも音色とコストパフォーマンスを重要視しています。
ヴェンツェル・マインル
ヴェンツェル・マインル
2005年に登場したメーカーです。ドイツ・フォクトランド地方の熟練マイスター達の手によってヴェンツェル・マインルは産まれました。その音色は力強く深みがあり、プレイヤーの望む機能性を実現した、今最も人気のあるメーカーです。
アレキサンダー
アレキサンダー
ドイツが誇る名門アレキサンダー。『アレキサンダーを知らないホルン吹きはいない』とまで言われています。モデル103はアレキサンダーホルンの代表モデルで、圧倒的な存在感を示す音色、豊かな倍音は《アレキサンダートーン》といわれています。ホルンを吹く人なら必ず憧れるメーカーです。
ハンスホイヤー
ハンスホイヤー
ヨーロッパを代表するメーカーのハンスホイヤー。250年以上もの長い間、徹底的な生産管理によりコストパフォーマンスに優れた楽器を追求してきました。その音色は温もりのある柔らかな音色です。
ホルトン
ホルトン
1898年シカゴのマジソンストリートで楽器店を開業したのがホルトン社の始まりです。ホルンを開発するにあたり、フィリップ・ファーカス、バリータックウェル、エセル・マーカー等のパーソナルモデルから、ルイス・スタウト、シサ・ボントラガー等のトッププレイヤーのアドバイスにより圧倒的なラインアップを完成させました。
ヤマハ
ヤマハ
日本を代表する楽器総合メーカーのヤマハ。廉価モデルから高級モデルまで、その品質は世界トップレベルで世界中のホルン奏者から厚い信頼を得ています。安定した音色と操作性は特筆ものです。

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永江楽器がお勧めするホルン

 永江楽器がお勧めするホルンをご紹介します。

【ヴェンツェル・マインル】 205CL

 人気拡大中のメーカー、ヴェンツェル・マインルのスタンダードなラッカーモデル。
豊かな響きと機能性がバランスよく追求されています。

内容 ホルン ヴェンツェル・マインル 205CL
○付属ハードケース
(ベルカットタイプのトランク型です。)
○マウスピース ティルツ S8 
○付属お手入れ用品
特別販売価格 ¥425,000 (標準価格¥546,000)

【ヴェンツェル・マインル】 205GS 

 ドイツホルン独特の深みのある力強い音色と、プレイヤーの望む機能性。他メーカーのワンランク上の機種と比較しても遜色ない、ハイコストパフォーマンス・ホルンです。

内容 ホルン ヴェンツェル・マインル 205GS
○付属ハードケース
(ベルカットのトランク型です)
○マウスピース ティルツ S8
○付属お手入れ用品
特別販売価格 ¥495,000 (標準価格¥619,500)

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5.	ホルンのマースピースを学ぼう

ここでは、ホルンを吹くときに必要なマウスピースを紹介します。

マウスピースの選択は演奏する上でとても重要です。その選択如何によって、吹奏感・音程・音色すべてに影響します。自分に合うマウスピースは人それぞれですが、すべてにおいてバランスの良いものを選ぶのがマウスピースを上手に選ぶコツです。
ホルンのマウスピースはヨーロピアンタイプアメリカンタイプに大別されます。
この2つのタイプはシャンクのサイズが違うため、楽器に合うか確認する必要があります。

■ヨーロピアンタイプ(ドイツ)
カップが丸く、比較的浅い、そしてスロートが細めのこのタイプは明るい音色が特徴です。
■アメリカンタイプ
カップが細く、深い、そしてスロートが太めのこのタイプはふくよかな音色が特徴です。

  ヨーロピアンタイプ アメリカンタイプ
カップ内径 アレキサンダー ティルツ バック ホルトン
約17mm 6 T3 10 SC
9F C3 10S MC
MY13   11 XMD
約17.5mm
(中庸)
8F S8 7 DC
8 T4 7S  
MY15 D4    
21      
 

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さあ、ホルンを吹いてみましょう!

詳しい演奏方法は教則本に任せて、まずは楽器で音を出すところまでやってみましょう。

@マウスピースだけで音を出してみましょう。

 マウスピースを軽く唇にあてて、スイカの種を飛ばすときのような感覚で長く息を吹き込みます。マウスピースをあてる位置は、基本的に唇の中心より少し上です(上唇に3分の2、下唇に3分の1の割合が良いでしょう)。両頬は膨らませてはいけません。息を吹き込み『ブー』という音が出れば成功です。
しばらく音を出して唇が慣れてきたら、『ブー』という音の音程を変えてみましょう。高い音を出すときは唇の端をニコッと笑うときのように斜め上へ引きます。反対に低い音を鳴らすときは唇の端を元に戻します。

A楽器にマウスピースをつけて音を出してみましょう。

 マウスピースから出てくる音が安定してきたら、楽器にマウスピースをつけてみましょう。楽器のマウスパイプ(吹き込み管)に軽く差し込むだけでOKです。マウスピースが抜けなくなる場合がありますので、決して『グリグリッ』と力を入れて差し込んではいけません。
差し込んだら息を吹き込んでみましょう。マウスピースだけで音を出したときと同じ要領です。まずは指でロータリー切替えレバーを押さずに、出しやすい音でひとつの音を長く真っ直ぐに伸ばすイメージで息を吹き込みます。この練習をロングトーンといいます。最初のうちはすぐに唇が痛くなったり疲れたりもしますが、毎日ロングトーン練習をすることで唇の筋肉が慣れてきます。
この先は、教則本を見つけて練習するも良し、音楽教室へ通って上達するも良しです。また、最近ではDVDで楽器のお手入れの仕方や演奏の仕方などが販売されており、練習の強い味方になってくれるはずです。このようなものを利用するのもひとつの方法でしょう。是非、挑戦してみてください!

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よくある御質問

Q. 吹奏楽部へ入部して自分の楽器が欲しくなりました。どのようなホルンを購入すればよいのでしょうか?

A. 考え方が2通りあります。
最初に比較的安価な楽器を購入して、演奏技術が上達してからある程度ランクの高い機種に買替える考え方。もうひとつは初めから、ある程度ランクの高い楽器を購入する考え方があります。
予算面と演奏技術面から考えますと、最初からある程度ランクの高い楽器を購入されることをお勧めいたします。大切に使えば一生使える楽器ですので。
どのくらいのランクが良いかと言いますと、ダブルホルンの場合、販売価格で50万円前後の楽器がメーカーや機種等も豊富で内容が充実しています。

Q. 新品楽器を買う予算がなく、中古楽器を購入しようかどうか迷っています。

A. 中古楽器は前に吹いていた人の癖がついていることが多く、吹き辛いのではないかと思います。
また、楽器は吹く人が育てるものです。途中から自分好みの楽器に育て直すのは非常に大変なことです。是非、新品の楽器を購入して自分好みの楽器に育ててください。

Q. ロータリーの動きが悪くなってしまいました。どうすれば良いですか?

A. ロータリーは金属と金属が摩擦しながら動いています。
そのため、摩擦によって鉄粉が発生しロータリー内部に付着します。また、グリスが回ることもあり、それらが原因で動きが悪くなります。定期的にロータリーオイルを注していればある程度摩擦を防ぐことができます。
元通り直すにはどうすればよいか?専門のリペアマンにお任せください。ロータリーを分解して内部清掃、オイルを注して元通りに直します。決して自分で直そうとはしないで下さい。元通りに戻らない場合や戻ってもロータリーが動かない場合が多々あります。

Q. チューニング管等の抜差し管が抜けなくなりました。

A. 強く引っ張っても抜けない場合は無理せずに専門のリペアマンにお任せください。
無理して抜くと管が歪んでしまう場合があります。下手すると管が潰れてしまう可能性もあります。普段から定期的にスライドグリスを塗るように心掛けましょう。

Q. チューニング管等の抜差し管が緩く、吹いているときに抜けてしまいます。

A. 管を抜差ししているうちに摩擦で削れてしまっています。
この場合、少し固めのスライドグリスを塗ればある程度は改善できます。が、それでも抜けてしまうときは専門のリペアマンにお任せください。

Q. ベルカットホルンのベルが外れなくなってしまいました。

A. 無理に外さず専門のリペアマンにお任せください。
無理して外そうとするとベルのスクリュー部分が『グニャっ』と曲がってしまい、直すのには相当の時間と金額が必要です。普段からスクリュー部分の溝にグリスを塗っておくようにしましょう。

Q. 唾を抜いても、まだどこかに残っています。どこなのでしょう?

A. ホルンは管が長いため、ぐるぐると巻いてあります。
まだどこかに残っている場合は、自分からロータリーの裏が見える状態で時計回りにぐるぐると回してください。それでも出てこない場合は、抜差し管を全て抜いた状態で同じことをもう一度やってみてください。ほとんどの場合、抜けるはずです。

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