日本語の解説で分かりやすくまとめられた、全音の“IS”シリーズ。
読みやすさ、使いやすさ等々すべてにおいて 従来のどの版よりも優れています。

クラリネット奏者の必須曲である「第一ラプソディー」について、外国の主要各社より既刊の諸版、フランス国立図書館所蔵の自筆譜、また同曲のオーケストラ版（既刊楽譜と自筆譜）を比較検討し、さらにはドビュッシーの時代よりパリ国立高等音楽院など本場の演奏家達に脈々と受け継がれている演奏上の慣習も考慮した緻密な校訂が施されています。

また通常は単なる伴奏部分として見過ごされがちなピアノパートについても、優れたピアノ作品を多数残したドビュッシーならではの音楽書法をより効果的に反映するため、必要に 応じて参考のためのペダル、運指等を付加しました。

同じくドビュッシーによる「小品」も収録しています。
解説は日英対訳。元パリ国立高等音楽院教授のG.ドゥプリュ氏の推薦文付 。