トランペットをはじめよう | トランペット入門講座
詳しい演奏方法は教則本に任せて、まずは楽器で音を出すところまでやってみましょう。
マウスピースを軽く唇にあてて、息を入れる瞬間はスイカの種を飛ばすときのような感覚で長く息を吹き込みます。マウスピースをあてる位置は、基本的に唇の中心より少し上です(上唇に3分の2、下唇に3分の1の割合が良いでしょう)。両頬は膨らませてはいけません。息を吹き込み『ブー』という音が出れば成功です。
しばらく音を出して唇が慣れてきたら、『ブー』という音の音程を変えてみましょう。高い音を出すときは唇の端をニコッと笑うときのように斜め上へ引きます。反対に低い音を鳴らすときは唇の端を元に戻します。 マウスピースから出てくる音が安定してきたら、楽器にマウスピースをつけてみましょう。楽器のマウスパイプ(吹き込み管)に軽く差し込むだけでOKです。マウスピースが抜けなくなる場合がありますので、決して『グリグリッ』と力を入れて差し込んではいけません。 この先は、教則本を見つけて練習するも良し、音楽教室へ通って上達するも良しです。また、最近では楽器のお手入れ方法や演奏の仕方などが収録されたDVDが販売されており、練習の強い味方になってくれるはずです。このようなものを利用するのもひとつの方法でしょう。是非、挑戦してみてください! お手入れの方法は『トランペットのお手入れ』の項目に詳しく記載されていますので、そちらを是非、参考にしてください。 Q. 吹奏楽部へ入部して自分の楽器が欲しくなりました。どのようなトランペットを購入すればよいのでしょうか?A. 考え方が2通りあります。 Q. 新品楽器を買う予算がなく、中古楽器を購入しようかどうか迷っています。A. 中古楽器は前に吹いていた人の癖がついていることが多く、吹き辛いのではないかと思います。 Q. ピストンの動きが悪くなってしまいました。どうすれば良いですか?A. ピストンは金属と金属が摩擦しながら動いています。 Q. チューニング管等の抜差し管が抜けなくなりました。A. 強く引っ張っても抜けない場合は無理せずに専門のリペアマンにお任せください。 Q. チューニング管等の抜差し管が緩く、吹いているときに抜けてしまいます。A. 管を抜差ししているうちに摩擦で削れてしまっています。 Q. ピストンを外してオイルを注し、元に戻して楽器を吹いたら息が通りません。なぜですか?A. トランペットに限らず、ピストンには『順番』と『向き』というものがあります。 |
伸びやかな明るく力強い響きで、演奏をリードします。
トランペットについて学んでみましょう。
1760年にドイツ人のケールベルが4穴式のクラッペントランペットを発明してJ・ハイドンの作曲した『トランペット協奏曲』はこの楽器の為に作られました。
そして1839年にはパリでぺリネが現在使用されている3本ピストンのトランペットを完成させました。
では、色々なトランペットを紹介しましょう。
このトランペットが一番身近なトランペットといえるでしょう。吹奏楽をはじめ、オーケストラやジャズ、ポップスなどなど・・・最も一般的に使われている楽器です。トランペットといえば普通この楽器を指すことが多いです。色々な調のトランペットがある中で、音の豊かさ、バランスなどが最も優れており中心的な楽器となりました。
オーケストラやクラシックのソロ演奏で使用されること多いトランペットです。フランスではCトランペットが基準とされています。音色はB♭トランペットに比べ華やかです。
ピストン式のトランペットに比べ音質がふくよかで柔らかく、ホルンやトロンボーンの音色によく溶け込みます。少し前まではドイツやオーストリアのオーケストラで多く使われていましたが、近年ではドイツ・オーストリア系の曲を演奏するときには日本やアメリカの他、多数の国のオーケストラでも使われるようになりました。
チューニング管を交換するタイプとベルを交換するタイプがあります、E♭トランペットはハイドンやフンメルのトランペット協奏曲等に使用されます。
使用される機会が少ないトランペットです。Gトランペットはストラヴィンスキーの『プルチネッラ』の終曲でHigh Cが連続するために、持ち替えて演奏する奏者もいます。
数多く種類のあるトランペットの中で一番管の長さが短い楽器です。その長さはB♭トランペット(管長1.475m)の約半分です。B♭管とA管の交換はマウスパイプで行われます。バロック音楽を演奏するときに欠かすことのできない楽器で、その音色は大変に明るく輝きのある美しいものです。モーリス・アンドレがピッコロ・トランペットを演奏して世界にこの楽器を広めました。
CとB♭の調子があり、普通のC、B♭トランペットの1オクターブ下の音域を奏でます。トロンボーンに近い音域でマウスピースもトロンボーンとほぼ同じ大きさのものを使うため、トロンボーン奏者やユーフォニウム奏者が演奏することが多いです。
ヴェルディ作曲の歌劇『アイーダ』の舞台上において演奏されるトランペットです。使われる音が限られていたためにヴァルブが1本だけ付けられていましたが、音程が大変不安定なため近年、普通のトランペットと同じように3本のヴァルブが取り付けられました。
トランペットを製造しているメーカーは世界中に数多くあり、日本へ輸入されているメーカーは70社ほどあります。そのため全てを紹介することはできませんが、代表的なメーカーをいくつか紹介します。
ベッソン
そして、1837年18歳のときに独立して新しいコルネットを発表し、大当たりをとります。そのコルネットが後にいう《ベッソン・モデル》です。ギュスターヴ・ベッソンの業績で最も重要とされているものは、それぞれのモデルを正確に複製できるプロトタイプ・システムと呼ばれる心棒の発案でした。これによって、金管楽器製造の近代化を成し遂げました。
吹き心地はほどよい抵抗感があり、音色は堂々としており、遠くまで響くのが特徴です。比較的手頃な価格帯にもかかわらず、ベルから出てくる音色は高級機種と変わりません。
F.ベッソン
高級機種にふさわしい滑らかな吹奏感と透明感の高い響きは他メーカーにはない特徴です。
ヤマハ
ヴィンセントバック
おすすめのトランペットをご紹介します。
【ヤマハ】 YTR-8335WS (シルバー)
ベルはヤマハラインナップの中でもトップクラスの太さを持っており、まるでウィーンのロータリートランペットを思わせるような、華やかな響きを備えています。
○付属ケース
○マウスピース ヤマハ カスタム仕様
特別価格 ¥273,000 (標準価格¥345,600)
【ヤマハ】 YTR-8445WSGP (ゴールド)
○付属ダブルケース
○マウスピース ヤマハ カスタム仕様
特別販売価格 ¥554,000 (標準価格¥702,000)
【ヴィンセント・バック】 180MLSP
○付属ハードケース
○付属マウスピース バック7C
○付属お手入れ用品 (オイル、クロス等)
特別販売価格 ¥289,000 (標準価格¥361,800)