日本語の解説で分かりやすくまとめられた、全音の“IS”シリーズ。
読みやすさ、使いやすさ等々すべてにおいて 従来のどの版よりも優れています。

カミーユ・サン＝サーンスの生涯最後の作品となった1921年に作曲された3曲の木管楽器とピアノのためのソナタのひとつです。

曲は、3楽章からなる古典様式に乗っ取った純粋器楽作品で、シンプルながらも哀愁漂う旋律は、ストレスを感じさせない自然な音楽です。

プロのオーボエ奏者のみならず音楽学生も必ずといってよいほど演奏する名レパートリーのひとつ。アマチュアにも取り組みやす曲です。

初版はサン＝サーンスの出版者であったデュラン社(パリ)が1921年に発行しましたが、今回の校訂版ではこの初版を底本にしつつ、フランス国立図書館収蔵の作曲家自筆原譜 （ピアノスコア及びオーボエパートの双方）との照合を 行いながら、校訂作業が実施されました。
その自筆譜の一部の写真も本書中に紹介されています。


レベル：中級〜